12/4リサイタルへの道④〜本番!〜

今回は金曜日に昼夜2回公演でした。
当日のゲネプロも合わせると、3回本番をやったような感じです。
体力温存せねば..とは思いながらも、あと3回しかこの場で演奏できないと思うと、ついついゲネプロから本気を出してしまいます。笑

前日のリハーサルで得た感触や課題の中で、本番までに出来ることを、当日いくらか調整します。
ちょっとしたことでも、変えると格段に演奏しやすくなることもありますし、その反対もあります。
例えば、シンバルをスタンドにつけるとき、スポンジのようなもの(なぜか綿(わた)と呼びます)を噛ませるのですが、その厚みによって、シンバルのゆらゆら具合(固定のされ方)が変わります。これが結構演奏に影響します(今回演奏した曲では特に)。
もしかすると、前からその綿を使っていたかもしれないのですが、他の現場でもそのスタンドは使っているので、いつの間にか入れ替わっていることもよくあり、そういうことが急に気になってきたりします。

楽器の調整やセッティングも、かなり演奏のうちだなあとつくづく思います。
とは言え、どんな状況でも左右されずに演奏し切れるくらいの慣れや対応力は必要だと思っています。
そこも、生身の人間だからこそ、調整出来る部分です。
実際、家でセットを組み直して練習するときなども、あえて前と少しだけ違うセッティングにしてみたりします(絶対的な部分を除いて)。そのほうが、多少違っても叩けるように鍛えられますし、むしろこっちのほうが前より叩きやすいかも!ってなることもあります。

ゲネプロでは、入退場や、照明や音、映像のタイミングなども、本番通りにやってみます。
そこには、たくさんの人が関わってくださっています。

照明はいつもサポートしてくれている新川悠(しんかわ はるか)さん。
センス良く、気持ちよくやってくれて、気遣いが素晴らしいです。

音響は、宮村美羽さんに今回初めてお願いしました。
大学の先生にご紹介いただき、打楽器の音響をされた経験もあるそうで、テキパキとスマートに音をつくってくださいました。

映像をプロジェクターで映すためのセッティングをしてくれたのは、撮影をしてくれた高良真剣さん、流す操作をしてくれたのは戸崎可梨さんです。
このふたりにも、いつもお世話になっています。ふたりとも落ち着いていて、安心感があります。
タイミングよく、そして無事に映像が流れるかどうか、機械は偶にわからない部分もあるので、みんなドキドキします..。
緊張感を背負ってくれて感謝です。

また、ゲネプロの時間限定で、コムラマイさんに写真撮影をお願いしました!
以前から、いつか撮っていただきたいと思っていたので、願いが叶いました。
4日の出演者全員お願いしたのですが、どれもこれも、良い表情や空気感がおさめられていて、感激しました。

本番の演奏がどうだったかは、覚えているようないないようなですが(笑)、心から楽しみました。
夢だったかもしれない?と思うような、30分×2でした。

いつも応援してくださっている方、中高時代の恩師、お仕事でお世話になっていてソロリサイタルを初めて聴いてくださった方、音楽家仲間など、たくさんの方に聴いていただけて嬉しかったです。

芸術監督として全体を取りまとめ、たくさんの貴重なアドバイスをくださる加藤訓子さん、
芸術を愛し、いつも励みになるお言葉をくださるサイスタジオ オーナーの吉田悦子さん、
照明・音響などの機材のことや、会場設営・運営に関してまで、ありとあらゆる面でいつも丁寧にサポートしてくださる鈴木正直さん、
当日、受付や会場づくりなどのお手伝いをしにお忙しい中駆けつけてくださったinc.メンバーの篠崎陽子さん、古屋千尋さん、細野幸一さん、
NINE SOLOメンバーでありながら裏方(舞台転換、映像撮影、会場整理、タイムスケジュールづくりなどの事前準備などなど)でもコンサートを支えてくださった出演者の皆さん、
毎日、何があっても味方でいてくれる家族、
会場へ足をお運びいただき、演奏を聴いてくださった皆様、

私に出会ってくださったすべての皆様へ、感謝申し上げます。