【レポート】2025年6月25日(水)「或る島のこと」


「或る島のこと」
フルート 矢島絵里子 打楽器 富田真以子
@カフェ ムリウイ

無事終演しました🌿
雨が降ったり、晴れたり、虹が出たりの めまぐるしいお天気の中、たくさんのお客様にお運びいただき、ありがたかったです🙏

初めての空間とお相手との即興に、自分の中で程よい(?)緊張感が走りつつ、なぜだかとても安心感もあって、絵里子さんやその場に身を委ねている自分がいました。
絵里子さんって、とても柔らかいけど どっしりしてて、そういえば東郷清丸匚で共に旅をした中でも、いつのまにか頼りにさせていただいていたなあなんて思ったり...勝手にお姉ちゃん的な感覚です😂
(たとえば具体的には、私がついつい飲み過ぎてしまった帰りに、私を支えて宿まで歩いてくださったり..🥲and more...)

絵里子さんと私、それぞれの「或る島のこと」たちが初めて重なりあい、滲んでひとつになったり、それぞれのかたちを保ったまま何気なく共存していたり、いろんな場面が生まれては消えてゆきました。

どこかで聴いたような音/見たような色/嗅いだような匂い/触れたような温度/包まれたような湿度/食べたような味/あのとき眺めた海の奥底にはきっとこんな世界が広がっている(願望)/人々が眠ったあと森に住む生き物たちはきっとこう過ごしていたにちがいない(願望)/あの植物がこんなふうに空から降ってきたら面白いなあ(妄想) ...などなど

なんとか音にすべく、楽器を選び、奏法を選び、投げかけて、絵里子さんから発せられる音を受け取って...また投げかけて...の幸せなやりとり。
絵里子さんの音との対話、共鳴が、終始とても心地よかったです💭

絵里子さん含めて、受け取ってくれた皆さんは、きっとまた全然ちがうことをイメージされているかもしれないなあというワクワク感。
みんなでひとつの結末や目的に向かって、あれは確かにこれこれだったよね、うんうんそうだそうだ、と共有・共感したりするのとはちがって、
そこにいる人たちが、みんなそれぞれに自由なことを想像していたり(想像してなくてもいい)、考えていたり(考えてなくてもいい)する空間が好きです。
言葉を使わない抽象的な音楽だからこそ、起こりうる現象かなと思います。

最後まで見守っていただいた皆さま、ありがとうございました!
すっと集中させてくれた居心地良き空間、ムリウイへも感謝です。

P.S.没頭しすぎたのか、この日の夜、たぶん寝てる間もずっとやってて、朝目が覚めたとき脳内で演奏してた感覚がありました。(だからなんならちょっと疲れてた笑)